どんぐり商店

くだらないはなし

やさしさについて、考える

バファリンの半分は やさしさでできています。

やさしさなんて要らない!とにかくこの頭痛を治してくれ!
・・と頭痛持ちは思うのです。
それにしたって、やさしさって何なのさ?
やさしさの定義は人それぞれでしょ?

なんて、バファリンに八つ当たりするのも頭痛のせいだ。
早く薬飲まなくては・・!
ポーチの中を探してみるが、あいにくとバファリンはない。
仕方なく?バファリンじゃない鎮痛剤を飲むことにした。

見るとその鎮痛剤は1錠が、
白・ピンク・白とサンドイッチ状に3層になっていた。

はっ!!!
これって、薬効成分とやさしさ成分が分かれてるってこと?!
白が薬効成分?ピンクがやさしさ成分?

これは人間にも通ずる気がする。
外側は仕事バリバリ、でも芯はやさしい。
素敵だわ。そういう人間を目指したい。

いや逆に、白がやさしさ成分でピンクが薬効成分かも?
外側はやさしさに溢れ、でも芯はしっかり仕事もできる。
そういう人も素敵だね。

など、くだらないことを思いつつ鎮痛剤を口に放り込む。

「?」
違和感。

そっと手鏡で口の中を見ると、鎮痛剤は
白、ピンク、白 3つにキレイに分解していた。

うーわー。びっくり。
頭痛人生は長いけど、こんなことは初めてだ。


やさしさ成分だけ取り出して、
最近怒りっぽい上司に渡そうかと思いました。