どんぐり商店

くだらないはなし

心臓筋トレ中

事故にあってしまった。

・・と言ってもご心配なく。
私に怪我はありませんでした。

怪我してしまったのは私の車。
駐車場に停めておいてぶつけられてしまった。
幸い?ぶつけた人がイイ人で、
当て逃げせずに警察に届け出てくれたらしい。

で、へこんだ車に乗って警察にいったんですわ。

それにしても警察ってなんであんなにドキドキするのか。
捕まるようなことはしてないはずだけど。

ほいで、ドキドキしながら「交通課」とかかれた入口で
「すみませーん・・」と声をかけてみた。
が、誰も出てこない・・。
ときは18時。営業?時間外なのだろう。
静まり返っている。

「入りますよぉ・・」と一応断ってから室内に侵入してみた。
どうしよう!これって警察に不法侵入?
ドキドキする・・。

室内には誰もいない。
電気はついているし、エアコンも少し寒いぐらい効いている。
それにしてもなんというか、昭和のオフィスって感じ。
グレーのスチール机、山積みになった書類。
パーティションとはとても呼べないガラスの入ったついたて。
ついたてにたくさん張られたメモ。
○×商店とロゴの入っている壁掛けカレンダー。

このカレンダーが、"1977年7月"だったりしてね。
33年前の7月のある日、人が忽然と消え
以来そのままになっているK警察交通課・・。
まさかね・・

と、カレンダーの日付を確認しようとしたその時、

「わあっっっ!!!びっくりした!!!」
と、どでかい声がしてついたての後ろから大男、もとい警官が現れた。

びっくりしたのはこっちだよぉぉ・・。
ドキドキは最高潮に。

大男に物損の書類を作ってもらってるあいだ
こっそりカレンダーを確認してみた。
よかった、2010年だった。

「じゃあ免許証を見せてもらえますかね?」
あ、ハイハイ・・と出そうして一瞬固まった。
アレ?私って免許更新したっけ?
再びドキドキが加速。
大男が不審な顔をする。さすがは警官だ。
しかし誕生日一か月あとまで猶予があるんだったね。
焦りすぎて思い出せなかったわ・・。

「ぶつかった箇所の写真を撮りますんで、外に出ましょう」
と言われ、荷物を持って外に出ようと振り返ると、、
さっきまでいた大男がいない!!
やだー!さっきまでのはマボロシ
やっぱり33年前に謎の失踪でさ、それ以来警察に来る人も失踪するとかさ。
とひとり妄想でドキドキしていたら
「すいません、カメラ探してました」
とついたての陰からひょっこり出てきた。

もー、警察って心臓に悪いわ。

車は相手の保険で修理に出しました。
乗りなれない代車、ぶつけるんじゃないかとまたドキドキしています。